
mamaのライフプラン

お金はあくまで交換の手段のための道具です。しかしながら、私たちはお金をものさしにして様々な価値を測っています。モノやサービスだけでなく、無意識にお給料などで自分や他人の価値までも測ってしまいがちです。そのため、お金は「価値の交換手段」ではなく「価値」そのものだと錯覚してしまうこともしばしば。しかし、それは錯覚にしか過ぎません。価値はそれ自体にあり、自らで生み出せるものです。まずはこの本質をしっかり受け止めることが大切です。
その本質を理解した上で、お金にできること、もっといえば自分の人生をサポートしてもらえることを考えましょう。
私たちはお金がなければやりたいことができない「制約」としてお金を考えがちです。その発想を転換するために、まず自分の夢を叶えたいときにお金以外の手段で何ができるかをリストアップしてみましょう。例えば資格を取得したいけど学校に通うお金がないという場合、今ある資産で最大限に夢に近づける方法を考えます。ここでいう自分資産とはお金に代わるスキルや交友関係、時間といった自分の内側にあるものです。世界旅行が夢という私の友人は自分のマッサージのスキルをいかして、世界一周をする船内でマッサージ師として働くことでその夢を叶えています。このように、総合的にみて自分資産は何があってどういかすかを自覚することでお金だけに縛られなくなります。
もちろん、お金を使わないこと自体が優れているわけではありません。時間という蓄積できない資産が優先であるならば、躊躇なくお金を使う。このように自分資産全体でのバランスをとることで、お金の力を借りながら人生をより活性化できます。

波多間純子
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