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妊婦加算は妊婦さんにとって いい話?悪い話?

掲載日:2019/3/13

昨年、SNSなどで話題になり波紋が広がった「妊婦加算」。病院で請求されてはじめて知った方もいらっしゃったのではないでしょうか。周知と理解が不十分なまま開始されたこともあり、急速に批判が高まりました。そして今年1月から徴収を停止。昨年4月から始まった制度は、わずか約9ヶ月で凍結されることになりました。

そもそも妊婦加算ってどういうもの?

妊娠中は、診察や薬の処方に一定の配慮や専門知識などが必要になることが多いため、診察報酬を上げることで、医師に丁寧な診療を行うよう義務づけることを目的とした制度です。
妊婦さんは診療を希望しても、検診で通っている産婦人科に行くよう促されることもあり、「妊娠中は何もかも産婦人科に」ということにならないようにするためとも言われています。
とくに批判が集まっているのは、コンタクトレンズを作るためにかかった眼科の費用など、妊娠や出産とは直接関係のない診療料にも加算されること。「妊婦」であるというだけで病名や診察料にかかわらず通常の診察料に上乗せされるのです。

いくら加算されるの?

初診料ははじめて診療が行われた日に算出される診療報酬で2,820円と定められています。
妊娠中は病名や診療科に関係なく750円が上乗せされ、自己負担3割だとすると実際の支払いは+約230円。再診料は+約110円、時間外、休日、深夜の場合は、さらに増額されます。

妊婦さんやママからはいろいろな意見があがりました!

反対する声

「出産以降もお金がかかるので負担が増えるのは嫌」
「少子化を懸念するならむしろ逆効果」

賛成する声

「加算によって妊婦に真剣に向き合ってくれる医師が増え、安心な医療が受けられるようになればいいと思う」
「特別な処置を行う上で必要な経費などであれば加算はいいと思う。その分ちゃんと適正な対応処置はしてもらいたい」
「妊婦だからといって診察を断られることが少なくなると思う」

正しい医療を受けられないことを懸念する声も…

「妊娠を申告しない人も少数ながら出てくるのではないか」
「ちょっとの風邪やケガくらいなら我慢しようと思う」

出典元:株式会社カラダノート

妊婦加算は一時凍結となりましたが…

妊婦さんと赤ちゃんのことを考えれば、薬の処方や診療は常に慎重にしてほしいもの。
そのための制度をつくることは決して悪いことではないでしょう。
今後は、多くの人に支持を得られるような制度づくりに期待したいですね。
「妊婦加算」のこと、プレママはもちろん、第2子以降を考えているママも、もう一度考えてみる必要がありそうです。

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