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mamaと絵本

#01 SHIHOさんが選ぶ、この1冊!

掲載日:2017/3/2

子どもの気持ちと母の気持ち、両方を感じることのできる一冊

これは幼稚園で定期講読している絵本シリーズのなかで出会った一冊です。主人公のなっちゃんは、赤ちゃんが生まれたことで、ちょっとだけさみしい思いをするのですが、私も仕事で忙しくしているせいか、なっちゃんと娘が重なって見えてしまって…。どちらも同じくらいの歳というのも手伝って、「娘もこんな気持ちになっているのかな」と切なくなったりします。
一方で、登場するお母さんに共感している自分もいます。本当は一緒にいたいのにできない、キュッと胸がしめつけられる思い。母になってはじめて感じる感情も味わえる一冊だと思います。

親子の枠を超えて接することで親も成長させられている

5歳の娘は、自分がやりたいことは貫き通し、言いたいこともちゃんと言うタイプ。そのパワーに圧倒させられることも少なくありません。先日もあることで注意したのですが、「ママはいつも怒りながら言うけど、そういうのはよくない」とひと言。思わずハッとしました。
本音でぶつかりあい、最後は二人で泣いてごめんねを言いあい、ハグしあう。子どもと会話をしているつもりが、いつの間にか親子という枠を超えて、人としての本質の部分で話していることに驚きます。子どもによって親も成長させてもらっているんですね。

『ちょっとだけ』
瀧村有子 さく 鈴木永子 え/福音館書店

赤ちゃんが生まれてお姉さんになった主人公・なっちゃん。赤ちゃんの世話で忙しいお母さんを見て、ちょっとずつ「自分のことは自分でやろう」とがんばりますが…。お姉さんの切ない気持ちや成長の様子に胸が熱くなります。

SHIHO/モデル
1976年生まれ。94年のデビュー以来、雑誌や書籍、CM、テレビ、ラジオなどで幅広く活躍。ヨガや美容法にも精通している。2011年には女児を出産。大人の女性として、母として、幅広い支持を得ている。最新の著書「SELFCARE 40のアンチエイジング法」(幻冬舎)も好評発売中。

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