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《たすけあい》J1900円コースに寄せられた「ありがとう」の数々。(コープ共済連 辻元美和さんに伺った、営利目的でないコープならではの保障について【1】)

掲載日:2018/3/28

コープ共済が誇る助け合いの精神がもっとも反映された商品と言われているのが、加入条件がゆるやかな「J1900円コース」です。2つの告知事項に該当しなければ、申し込みできるこの保障は、多くの子どもや家族たちを、精神的にもサポートしてきました。J1900円コースと、それにまつわる様々なエピソードを、コープ共済連の辻元美和さんに伺いました。

加入者の輪が広がったことで変えることができた制度

以前に京都にある生協でコープの宅配を担当していた際に、当時の加入条件では、コープ共済に加入できない組合員さんがいらしたことをきっかけに、加入条件のさらなる緩和を求めて、声をあげた辻元美和さん。

「たくさんの方の声が集まれば、より加入条件のゆるやかな保障をつくれるかもしれない」と言われたことから、京都から全国へ講演に回っていったと言います。活動が実り、その声は次第に全国に広まって行き、2010年、加入条件がゆるやかなコース「J1900円コース」が誕生しました。

mamaomoi編集部(以下編):
はじめに辻元さんは、現在どのようなお仕事をされているのでしょうか。

辻元美和さん(以下辻):
全国各地をまわり、コープ共済のよさをお伝えする仕事をしています。

2010年のJ1900円コース誕生前に「加入者の輪を広げて、制度を変えたいので力を貸してほしい」と言い歩きました。

全国の方がそれに応えてくれたおかげで、制度改定ができたので、今度は「ありがとうございます」とお礼を伝える仕事がしたい、という気持ちでいたところ、コープ共済連から声をかけていただいたので、今はひたすら全国を回って「ありがとう」を伝え歩いています。

加入すると、満期時の健康状態に関わらず、85歳まで保障が続けられる。

編:
J1900円コースはどのように作られたのでしょうか?

辻:
まずコープ共済の商品開発担当者が、全国の生協を隅々まで訪ね「こういうコースを考えているのですが、ご意見をください」と聞き歩きました。

障がいや持病があるお子さんのいる職員や組合員に意見を聞いたので、掛金としてこれくらいだったら払えるかな、このような保障があったら助かるかなといった細かい部分まで確認し、できる範囲の中で生協ならではのよい商品が完成しました。

編:
具体的にはどのような条件で加入ができるのでしょうか。

辻:
告知事項は以下2項目で、いずれも「いいえ」の場合は申し込みができます。

申込日当日における被共済者の健康状態について、「いいえ」または「はい」でお答えください。

1 現在、入院中ですか?
  ※申込日当日の入院および退院の場合も「はい」になります。

2 現在、医師から、「今後1年以内の入院または手術」をすすめられていますか?
※入院または手術について、「実施時期が未定の場合」や「実施するか否か、または実施時期の判断が、本人や家族にまかせられている場合」も「はい」になります。

持病での入院や手術は、加入から1年以内は削減支払となる期間があるのですが、共済金を請求することができること自体すごいと思います。

さらに19歳までに加入した方は、満20歳以降に「健康状態にかかわらず」《たすけあい》のV2000円コース、あるいはL2000円コース(女性のみ)に継続できる上、満65歳以降は、やはり健康状態にかかわらず《あいぷらす》プラチナ85(男性4型、女性4型)にも移行でき、保障を続けることができます。

いずれの商品も、大人になって新規加入する場合は「告知事項に該当する人は入れないコース」なのです。しかしJ1900円コースに入っている方は、健康状態にかかわらず、そのコースで保障を続けることができるのです。 まさに持病がある子どもたちをずっと守っていこうという思いが込められているのです。

(Text/寺町幸枝)
D−172211

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