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お月見ココナッツうさぎ団子

掲載日:2018/9/12

中秋の名月を彩る、簡単&かわいいお月見団子

「日本の代表的な秋の行事は?」と聞かれて、真っ先に「十五夜」を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
十五夜は、本来「旧暦の毎月15日の夜」あるいは「満月の夜」を指す言葉。中でも中秋の頃(秋の中頃。旧暦の8月15日)は1年でもっとも空が澄んでいるため、月がとても明るく、美しく見えるとされています。そのため十五夜という言葉は、旧暦8月15日の夜の通称として使われるのが一般的になり、十五夜の月は「中秋の名月」と呼ばれるようになりました。

さて、そんな美しい月を観賞するお月見の風習が生まれたのは平安時代のこと。貴族たちが中国の観月宴「中秋節」の風習をまねて、月を愛でる宴を催すようになったのがはじまりだといわれています。
その後、お月見の風習は庶民の間にも広まっていきますが、欠けたところのない満月は「豊穣」の象徴でもあったため、お月見は実りに感謝する収穫祭と結びつき、団子やすすきなどをお供えして感謝や祈りを捧げるようになりました。

ちなみに、十五夜の日付は毎年変わり、今年は9月24日が十五夜にあたります。
お月見のお供え物にぴったりな「うさぎ団子」のレシピを紹介しますので、家族みんなで美しい月を眺めながら、楽しい時間を過ごしてみてはいかがでしょうか?

材料

<5個分>
・白玉粉…60g
・水…60ml
・粒あん(市販のもの)…100g
・ココナッツフレーク…40g
・食紅…少々

作り方

①ボールに白玉粉を入れて水を加える。指先で白玉粉の粒をつぶすようにして、ていねいに練る。生地を丸めて表面がなめらかなになるくらいの固さまで練ったら(丸めてひびが入るようだと固い)、5等分に分けて丸め、乾燥を防ぐためにラップをかけておく。

②粒あんも5等分にして丸めておく。

③①を1つずつ手のひらにとり、平らに伸ばす。

④直径7〜8㎝程度に伸ばしたら、丸めた粒あんを中央に置き、周囲の生地で包み込む。手のひらで優しく転がしながら、形を楕円形に整える。

⑤沸騰したお湯に、④を静かに入れる。生地に透明感が出て、お湯の中で軽く浮き上がったら氷水に取って冷ます(ゆで時間の目安は約6〜7分程度)。

⑥水けを切ったら、表面にココナッツフレークをまぶす。

⑦竹串などを使って、食紅で目と耳を描く。

生地が乾燥すると包みにくくなるので、作業中は必ずラップをかけて乾燥を防いでください。また、お湯に入れてすぐに触ると表面が破れたりするので、1〜2分はそのまま触らずにおいておきましょう。
ココナッツフレークが手に入らなければ、⑥で水けを切ったものに目と耳を描いてもOK。こちらも、素朴な味わいでおいしいですよ!

江口恵子/フードスタイリスト、「ナチュラルフードクッキング」代表。 女性誌や広告でレシピ提案、スタイリングを行う一方、カフェ「ORIDO」を立ち上げ、料理教室を開催。「毎日食べたくなる、まっすぐおいしい料理とスイーツ」をテーマに活動。

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