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「暑さ」と「疲れ」に負けない! 夏の入浴術

暑い日が続くこの季節。「これ以上、汗をかきたくない」と、湯船に浸からずシャワーで済ませている人も多いかもしれませんが……。実は、体調を崩しやすい夏こそ、入浴でからだを温めることが大事なんです! 今回は、“フロ”フェッサーこと日本健康開発財団の後藤康彰さんに、夏を元気に乗り切るための入浴法を教えていただきました。

入浴で、夏バテの原因となる“自律神経の乱れ”を改善

「疲れているはずなのになかなか眠れない」「暑いのに手や足は冷える」「からだがだるい」——。もし、そんな悩みを抱えているなら、“自律神経の乱れ”が原因かもしれません。

自律神経とは、交感神経と副交感神経をあわせた総称で、呼吸や血流、体温、消化などを調整する役目を担っています。 通常、交感神経は日中に活発に働き、それにともなってからだは活動的な状態に。
一方、副交感神経は安静時や夜間に活発に働き、からだをリラックスした状態にします。
ところが、室内と屋外の温度差が激しい夏は、自律神経のバランスが崩れがち。そのため、睡眠の質が悪くなったり、体温調節がうまくいかなかったり、冷えやだるさを感じたりと、さまざまな不調があらわれやすくなります。

「そうした夏の悩みを改善してくれるのが入浴です。入浴にはさまざまな作用がありますが、特に注目したいのが温熱作用。入浴するとからだが芯から温まりますよね?
それによって、まず冷えの改善が期待できます。 また、適切な温度で入浴することは、乱れがちな自律神経のバランスを整えるきっかけにもなります」と後藤さん。

また、1日の活動を終えたからだには、“疲れのもと”になる二酸化炭素や老廃物が溜まりがちですが、入浴は “疲れのもと”の除去にも効果的なのだとか。

「お風呂に入って血行がよくなると、酸素と栄養がからだに行き渡り、二酸化炭素や老廃物が汗として排出されます。疲れを溜めやすい夏こそ、湯船で体を温めて、疲れをリセットしましょう」(後藤さん)。

入浴の効果をアップさせるためのポイントとは?

入浴の重要性がおわかりいただけたところで、湯船に浸かる時間やお湯の温度、正しい入り方といった「入浴の効果をアップさせるためのポイント」についてもご紹介しましょう。

●入浴するタイミングはいつがいい?
眠りに関して悩んでいる場合は、ベッドに入る1〜2時間前にお風呂から上がるように調整するのがおすすめです。
「入浴によって温まったからだの深部体温は、1〜2時間後に皮ふ体温と同じくらいに戻ります。

人間が眠気を感じるのは、体温が下がったときなので、このタイミングでベッドに入ると、ぐっすり眠れるはずですよ」(後藤さん)。

また、消化活動の妨げになるので、食事の前後30分間は入浴を控えたほうがいいとのことです。

●お湯の温度は何度くらいがいい?
「睡眠不足、冷え、夏バテを解消したいのなら38〜40℃程度。免疫力をアップさせたいときや、気分をすっきりさせたいときは41〜42℃のやや熱めがおすすめです」とは後藤さんのアドバイス。
体調や気分に合わせてお湯の温度を変えてみましょう。

●水分補給はするべき?
入浴すると多量の汗をかきます。脱水症状などの不調を避けるためにも、入浴前と後に、それぞれコップ1杯の水を飲むようにしましょう。
「汗と一緒にナトリウムなどの成分も排出されるので、汗の成分に近いイオン飲料もおすすめです」(後藤さん)。

●入浴の効果を上げる入り方は?
入浴の効果をアップさせるには、入浴の手順も大事。下にまとめておくので、ぜひ参考にしてください!

①かけ湯
手足の先から、からだの中心に向かってお湯をかけます。かけ湯には、からだを清潔にするだけでなく、お湯に慣らす目的もあります。

②半身浴
いきなり湯船に浸かるとからだに負担がかかってしまいます。まずは1〜2分ほど半身浴をして、からだを軽く温めましょう。

③からだや髪を洗う
半身浴をすることで汚れが落ちやすくなるので、このタイミングで一旦湯船から出て、からだや髪を洗いましょう。

④全身浴
最後に、ゆっくりと肩までお湯に浸かりましょう。お湯の温度は目的に合わせて38〜40℃、あるいは41〜42℃に調整するのが◎。うっすらと額に汗をかくまで浸かると効果的です(個人差はありますが10〜15分が目安)。「お好みの入浴剤を入れたり、アロマオイルを楽しんだりするのもいいでしょう。リラックス効果がアップしますよ」(後藤さん)。

⑤浴後のアフターケア
乾燥が気になる人は、浴後10分以内にボディーローションやボディークリームを塗りましょう。

入浴にまつわる「素朴な疑問」も解消しましょう!

「毎日入浴しないとだめ?」「子どもと一緒に入浴する際の注意点は?」など、入浴にまつわる「素朴な疑問」についても聞いてみました。 こちらも入浴時の参考にしてください!

●半身浴と全身浴、どちらがおすすめ?
「お湯に浸かる面積が大きい分、全身浴のほうが温熱作用の効果は大。10〜15分程度の短い入浴でからだを温めることができます」と後藤さん。
ちなみに、「半身浴でも入浴時間を長めにすれば、からだを温める効果はある」とのことなので、「ゆっくりと長湯がしたい」という日は、半身浴でもOK。

●毎日入浴しないとだめ?
忙しかったり疲れていたりで、お風呂に入るのがおっくうな日もありますよね。そんな時は、無理して入浴する必要はありません。
「シャワーだけで済ませたい時は、体を洗った後の数分間、やや汗ばむまでシャワーをあてて、からだを温めるといいでしょう」(後藤さん)。

●夏でも湯冷めするの?
「冷房や扇風機の冷風を肌にあて続けると、夏でも湯冷めすることもあるので気をつけてください! 大人も子どもも汗がひいたら服を着ることを習慣づけましょう」(後藤さん)。
加えて、冷たい食べ物や飲み物を摂りすぎるのもからだを冷やすもと。気をつけて!

●子どもと入浴する際の時間やお湯の温度は?
「大人と一緒のお風呂に入れる年齢であれば、お湯の温度を38〜40℃程度に設定し、額にうっすら汗をかく程度まで浸かるといいでしょう」(後藤さん)。
子どもは汗をかきやすいうえに、冷房による冷えを自覚することが難しいので、夏場はできるだけお風呂に入るようにしましょう。
なお、肌が弱い子どもの場合、入浴剤が肌荒れの原因になることもあるため、入浴剤を入れる時は、刺激が強すぎないものを選ぶようにしましょう。



いかがでしたか? 後藤さんによれば、お風呂に入ることで、発汗による美肌効果や、水圧によるむくみ防止効果、浮力によるリラクゼーション効果なども期待できるとか。正しい入浴法を身につけて、夏を元気に、快適に過ごしましょう!

後藤康彰
“フロ”フェッサー、日本健康開発財団 主席研究員
入浴が心身に与える影響や作用、アンチエイジング効果を中心に研究し、「日本の入浴」を世界に伝えている。著書に『女子力UPのための最新入浴法』(虹有社)がある。

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