
mama知っ得!情報
0歳から5、6歳頃までの小さな子どもは、いろいろな物を口にしてしまいます。これは成長・発達として必要な過程ですが、誤って飲み込んでしまうことで喉や消化管を傷つけたり、中毒症状や窒息に繋がったりしてしまう場合があります。誤飲の危険性や、もし誤飲してしまった場合について、確認してみましょう。
例えば、磁石の誤飲の場合、小さな磁石を1つだけ誤飲した場合には、便と一緒に排出されるか経過を見ることが多いです。しかし、複数個の磁石を誤飲した場合では速やかに取り除く必要があります。これは、2つ以上の磁石を一度に飲み込むと、磁石同士が消化管の壁を挟んでくっついてしまい、消化管に穴をあけたり腸閉塞を起こしたりする危険があるためです。このように、誤飲した物や、数、量、状況によって、排出を待ち経過を観ることもあれば、すぐの対処が必要になることもあります。
| ボタン電池 | 食道や胃の粘膜を腐食させ、穴をあける危険性 |
|---|---|
| 洗剤・防虫剤などの薬品、香水などの化粧品 |
食道や胃の粘膜に腐食・焼く・炎症などを起こし、穴をあける危険性 中毒症状の危険性 |
| 吸水性のボール・ポリマーなど | 胃や腸で閉塞を起こす危険性 |
| 尖っている・鋭いもの(画鋲、釘、おもちゃのパーツ、割れたプラスチック片など) | 消化管を傷つける・穴をあける危険性 |
| 包装フィルム(ペットボトルやお菓子など)、シール | のどに詰まらせると窒息の危険性(様子がおかしい、咳こんでいる、顔色が悪い場合には要注意) |
| たばこ(加熱式たばこ含む) |
ニコチン中毒症状の危険性(吸い殻を捨てた液体は特に危険性が高い)、 加熱式たばこでは、内部に金属片を含む物があり消化管を傷つける危険性 |
| お酒 | アルコールの中毒症状の危険性 |
特に上記のような物の誤飲時や、誤飲後に異変がある場合には、速やかな受診が必要です。また、「何かを飲んだようだが、物が何かはわからない」「無くなった物があり、誤飲したかもしれない」「誤飲したかもしれず、機嫌が悪い」など、誤飲の状況や物が曖昧な場合には、症状の有無に関わらずすぐに受診をしましょう。
子どもを誤飲の危険から守るには、大きなポイントは以下のようになります。
・子どもが口にして危険な物は、子どもから見えない場所・子どもの手が届かない場所に保管する。
・ボタン電池を使っている物は、子どもが電池を取り出せないよう、カバーが簡単に開かないように固定する。
・おもちゃ等の子どもが使う物は商品の対象年齢を必ず守り、対象年齢より上の子どものおもちゃ(きょうだいの物も含む)では遊ばせない。
誤飲した場合の対処方法や緊急性に迷う場合には、地域の救急相談窓口(#8000など)や中毒情報センター※といった相談窓口を利用してみるのもよいでしょう。
※中毒情報センター 中毒110番(365日・24時間対応)
化学物質や動植物の毒などによって起こる急性中毒について、事故が発生している場合に限定し情報提供。
(急性中毒専用であり、異物誤飲・窒息は対象外のため要注意)
・大阪中毒110番 072-727-2499
・つくば中毒110番 029-852-9999
・タバコ専用電話 (自動音声応答による一般向け情報提供)072-726-9922
東京海上日動メディカルサービス 発行
http://www.tokio-mednet.co.jp/