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子どもがよく鼻を触って鼻血が出てしまう…これって大丈夫？
子どもは鼻血が出やすいのか？
子どもの鼻血を見ると、驚き、心配になりますが、実は子どもの鼻血は珍しいことではありません。
特に小学校の低学年頃まではよく鼻血を出す子どもが多いと言われています。
鼻血が出やすい要因は様々あります。
・子どもの鼻の粘膜は薄いために傷つきやすい。
・子どもは、無意識に鼻を触ってしまうことが多い。
・一度鼻血が出た後は、鼻穴にできるカサブタが痒くなるため、余計にいじってしまい出血しやすい。
・風邪やアレルギー性鼻炎などの場合には、さらに鼻の粘膜が弱くなり、少しの刺激でも出血しやすい。
など…
鼻血が出たらどう対処したらよいのか？
慌てずに、圧迫止血の応急処置をしましょう。
1.小鼻を両側から、つまむようにして強めに押さえる（圧迫止血）。
2.できれば座った体勢をとり、顔は下向き気味が望ましい。
顔を上に向けないことが大切。喉に鼻血が垂れ込んでたくさん飲んでしまわないようにする。
もし喉に垂れてきたら、できるだけ飲み込まずに口から出してしまう方がよい。
3.しっかり15～20分程は小鼻をつまみ続けることが止血のポイント。
止血を確認しようとして指を離してしまうと圧迫が途切れるため、なかなか血が止まりにくい。
4.止血のためにと、鼻に詰め物はしない方がよい。
ただし、たくさん血が垂れてきてどうしても押さえにくい時には、ティッシュや脱脂綿などを丸めた物を鼻の入口に詰めて、小鼻をつまむのも一法。
基本的に、圧迫止血をしてだいたい20分以内に鼻血が止まり、他に具合の悪さもないようであれば、受診の緊急性はなく様子を見ることができます。
病院に行った方がよいのはどんな時か？
圧迫止血を試しても20分以上止血できない場合や、頭を強くぶつけて出た鼻血が止まらない場合、顔色の悪さや嘔気など他の症状も出てくるような場合は、すぐに耳鼻科や救急病院を受診しましょう。
また、鼻血が出たときは一旦止まるものの、鼻血が1週間に3回以上繰り返し起こるような場合は、一度耳鼻科を受診するとよいでしょう。
鼻血から大きな病気を疑うことは稀です。しかし、もし鼻血以外にも、怪我をすると血がとまりにくい、痣ができやすいなど、他の気になる症状もあるような場合には、耳鼻科以外の科目でも受診をすべきか主治医に相談してみることをお勧めします。
東京海上日動メディカルサービス 発行
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