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赤ちゃんが夢中になる! 0歳からのシンプル絵本

掲載日:2023/10/25
mamaomoi 『いいおかお』 『やさいさん』

読書の秋がやってきました。10月27日~11月9日は第77回「読書週間」です。この秋は、赤ちゃんと一緒にゆっくりと絵本を楽しみませんか?

まだ言葉を発することができない赤ちゃんに絵本を読んでも意味がないのでは?と思っている方もいるかもしれませんが、そんなことはありません。赤ちゃんは言葉がわからなくても、目で絵を見て、耳で読んでくれる人の声を聞いて、絵本をさわって五感を使って全身で絵本を楽しんでいるのです。

今回は、そんな赤ちゃんと一緒に楽しんで読むことができる「シンプル絵本」をテーマに、編集部セレクトの2冊をご紹介します。かわいい絵はもちろん、言葉の繰り返しなど、読み聞かせが苦手な方でも気軽に読める2冊です。

赤ちゃんもママもパパも、みんな「いいおかお」に

日本でいちばん売れている絵本『いないいないばあ』と同じコンビの松谷みよ子(文)、瀬川康男(絵)がおくる名作絵本です。

『いいおかお』
文:松谷みよ子
絵:瀬川康男
出版社:童心社

お子さんの写真を撮るときに、つい「“いいおかお”して!」と言ってしまうことはありませんか? でも、“いいおかお”って、いったいどんな顔のことを言うのでしょうか?

絵本の中のふうちゃんは、ひとりで“いいおかお”をしています。そこに、次々と動物のお友だちがやってきます。
ふうちゃんと動物たちが見せてくれる“いいおかお”は、本当に優しい表情で、なんともいえない幸福感を感じさせてくれます。絵を見ているだけで、心がほどけていくようです。

「○○ちゃんのいいおかおは、どんなかな?」「今のいいおかおだね!」などと、赤ちゃんに声をかけながら、ゆっくりと読むのがおすすめです。もちろん、読んでいるママもパパも“いいおかお”で。みんなが自然と“いいおかお”になれる、優しさにあふれた1冊です。

『いないいないばあ』と同時刊行された、200万部を超えるロングセラー赤ちゃん絵本です。「うちの子もマネをして、とってもかわいい“いいおかお”をするようになりました」そんな感想を多くいただく作品です。一緒に読むママ・パパもにっこり優しい気持ちになり、それが赤ちゃんの喜びにつながっていきます。





野菜が飛び出てくる! 赤ちゃんも夢中になるしかけ絵本

大ヒット絵本『パンダ銭湯』などのユーモアあふれる作品で大人気の絵本作家ユニット、tupera tuperaが手がけるしかけ絵本です。

『やさいさん』
作・絵:tupera tupera
出版社:Gakken


さまざまな色や形の野菜が、キュートかつビビットに描かれています。ページを上にめくると、土の中に埋まっている“やさいさん”たちが、勢いよく「すっぽーん!」と飛び出してくるしかけに、赤ちゃんは夢中になります。
シンプルなしかけでも、一気に目の前の世界が変わることで、赤ちゃんは絵本から目が離せなくなります。

この絵本は、赤ちゃんが少し成長したときには、野菜の名前や形や色を知るきっかけにもなってくれます。お子さんの成長に合わせて読み方が変わってくる、長い間一緒に遊べる絵本です。

読むときにおすすめなのは、同じ「すっぽーん!」でも野菜によって少しアレンジをすることです。大きな野菜のときには大きな声で、小さい野菜のときには小さな声でなど、オリジナルの声色で読んでみてください。
途中、やさいさんでないものも飛び出してきます! いったい何でしょうか? お楽しみに!

「やさいさん やさいさん だあれ?」の問いかけとともに描かれる野菜の葉っぱ。野菜はいろいろ思い浮かぶけれど、葉っぱだけだと意外と難しいかもしれませんね。でも、大きな声で「すっぽーん!」とページをめくれば、心地よい収穫の喜びが得られることでしょう。いつも食べているあの野菜はこんな風に土から「こんにちは」するんだなあって。遊びながら、身近に感じられるようになってくれたらうれしいです。





絵本は文字を学んで、言葉を覚えたり、物語のストーリーを楽しんだりするだけのものではありません。赤ちゃんにとっては、読んでくれる人とのあたたかなひとときを過ごせる楽しみでもあります。

絵本を上手に読む必要はまったくありません。ただシンプルに、絵に、言葉にふれながら、赤ちゃんと一緒に絵本の時間を楽しんでください。

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