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卵アレルギーなどがある場合、食事が心配になりますよね。
しかし、自己判断で特定の食品を極端に避けることはお勧めしません。
お子様は成長のためにいろいろな食品から栄養を摂ります。アレルギーがない食品まで、あれもこれもと自己判断で避けてしまうと、必要な栄養を摂る機会を失い、成長に影響を及ぼす可能性があるためです。
食物アレルギーの場合は、主治医の指示のもと、その食品を避ける対応(食物除去)等を行い、食物除去を解除する場合もタイミングや方法など主治医の指示に従って順次行うことが必要です。
卵アレルギーがある場合は、代わりにほかのたんぱく質源となる食品(魚、大豆製品、肉、牛乳、乳製品など)を摂って補うようにし、栄養バランスが崩れないようにしましょう。
※卵を産む親鳥である「鶏肉」や、卵という字のつく「魚卵」については、アレルギーを引き起こす原因物質(アレルゲン)が鶏卵と同じではないため、卵アレルギーでも避ける必要はありません。
また、現在では、卵に限らず離乳食全般の開始時期を遅らせることは、食物アレルギーの発症予防に効果はないとされています。症状の程度や他の持病の有無などから個人差はありますが、過度にアレルギーを恐れず、主治医の指示のもと適切な時期に離乳食を開始し、進めていくことが推奨されています。
食べ物によっておこるアレルギー症状で、多くは食品に含まれるたんぱく質が原因となっておこります。
アレルゲンを含む食品が体内に入ったときに、じんましんや湿疹、嘔吐や下痢、咳など様々な症状が現れます。まれに意識障害や血圧低下などの命に関わるような重い症状(アナフィラキシーショック)をおこすこともあります。
食物アレルギーは1歳未満の乳児に最も多く発症しますが、成長とともに軽快していくことが多く、小児期に発症した食物アレルギーは3歳までに約50%、6歳までに約90%が耐性を獲得して食べられるようになります。
食品を避ける対応(食物除去)と、食物除去の解除に関しては前述の通り、主治医の指示に従って進めていくことが大切です。
東京海上日動メディカルサービス 発行
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