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ワクチンとは感染症の原因となるウイルスや細菌の毒性を弱めたり、無くしたりしたものです。
インフエルエンザ予防接種では、ワクチンを接種することで病気に対する抵抗力を高めます。感染
※1
を完全に阻止する効果はありませんが、インフルエンザの発病
※2
や重症化を予防するとされています。
このワクチン接種で起こる免疫反応は、自然に感染したときのように病気を発症させるものではないため、接種後に副反応
※3
の症状が出る方は少なく、たとえ症状が出たとしても軽く、また他の人へ感染させることはありません。
インフルエンザワクチンを含む従来のワクチンは、自然に感染して免疫が生じた場合に比べるとその免疫力は弱いため、1回の接種では不充分で何回かに分けて追加接種が必要な場合があります。
また、年齢が低いほど免疫機能の働きが未発達で、ワクチンの種類によっては複数回の接種が必要となります。
インフルエンザワクチンについては、低年齢のお子様でも充分な免疫獲得ができるよう、13歳未満は2回接種することが推奨されています。13歳以上になると、過去のインフルエンザ流行シーズンで何度か実際にインフルエンザに感染している場合が多くなり、ある程度の基礎免疫力を持っていると考えられ、1回の接種でもよいとされています。
接種回数については以上のことをふまえて、主治医の先生とよくご相談しましょう。
※1 感染:体の中に入ったウイルスが、細胞に侵入して増殖すること。
※2 発病:ウイルスが増え、数日の潜伏期間を経て、発熱やのどの痛み等のその病気の症状が出現すること。
※3 副反応:免疫をつけるためにワクチンを接種したとき、免疫がつく以外の反応。
東京海上日動メディカルサービス 発行
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