mamaomoi mamaomoi

ママのための情報サイト

close

mama知っ得!情報

子どもがインフルエンザワクチンを打つタイミングは定期接種とずらした方がいいですか?

掲載日:2022/10/5
80676701.jpg

小児の予防接種は、定期予防接種に加え、インフルエンザワクチンなどもあり、予定を立てるのに困っている保護者の方もいらっしゃるでしょう。このため、接種予定を立てやすくなるよう、2020年10月より接種間隔について一部ルールが変更されました。



予防接種の接種間隔とは?

予防接種の接種間隔は、ワクチンの種類によって異なります。
ワクチンの種類には大きく分けて生ワクチンと不活化ワクチンがあります。

種類
生ワクチン(注射)
BCG、MR(麻しん風しん混合)、流行性耳下腺炎(おたふく)、水痘(みずぼうそう) など
生ワクチン(経口)
ロタウイルス など
不活化ワクチン
四種混合(DPT-IPV)、三種混合(DPT)、ポリオ(IPV単独)、ヒブ、B型肝炎、小児用肺炎球菌、日本脳炎、HPV(子宮頸がんワクチン)、インフルエンザ など

インフルエンザワクチンを打つタイミングは?

インフルエンザワクチンは不活化ワクチンに分類されます。不活化ワクチンは、他のワクチンとの接種間隔に制限はなく、同時接種が可能です。同時接種を希望する場合は、主治医とよく相談して接種予定を検討しましょう。

接種間隔をあけないといけないケースは?

生ワクチン(注射)を接種後に、別の生ワクチン(注射)を接種する場合には、27日以上あける必要があります。

注射の生ワクチン同士の接種の場合に接種間隔が必要な理由は、免疫を獲得するまでには時間がかかるためです。
27日以上あけずに次の異なる種類の注射の生ワクチンを接種してしまうと、十分な効果が得られなくなってしまいます。

接種間隔の見直しについて

2020年9月30日までは不活化ワクチンや経口(飲むタイプ)の生ワクチンも接種間隔が必要でしたが、2020年10月以降は接種間隔が見直され、異なるワクチンとの接種間隔に制限がなくなりました。制限がなくなった理由は、『数多くある乳幼児の定期ワクチンが確実に接種できるように』という考えから接種間隔について審議され、海外の接種状況などから異なるワクチン同士の接種での有効性や安全性の根拠が見直され接種間隔制限の撤廃が可能と判断されたためです。

接種間隔の制限が一部撤廃されたことは、予防接種の種類と回数が多く、予定が組みにくかった保護者の方にとっては、助かる改定ですね。かかりつけの小児科医に相談しながら一緒にスケジュールを組み立てていきましょう。



東京海上日動メディカルサービス 発行
http://www.tokio-mednet.co.jp/

  • Facebookでシェア
  • Xでシェア
  • LINEでシェア

関連記事 関連記事

pick up pick up