mama知っ得!情報
誤飲事故の多くは、自分でフタや包装を開けて薬を取り出せるようになる1歳~2歳未満、興味を持って好んで手に取る2歳~3歳未満の子どもが占めるため、保護者の注意が必要です。
万が一、誤飲事故が起きてしまった時でも、慌てず、迅速かつ適切に対応することが重要です。
直ちに相談機関への連絡や必要に応じて医療機関の受診をしましょう。
対応について悩む場合には、今は様々な相談窓口も設けられています。
「もしも」の時のために、お住まいの地域の各種相談窓口について、日頃から確認しておきましょう。
どんな医薬品でも子どもが興味を示し誤飲をしないように保管することが大切です。子どもが誤飲すると入院等に至るような重い中毒症状を引き起こすリスクが高い医薬品の保管には特に注意しましょう。 症状が出始めたときには重篤となっている可能性もあるため、誤飲が起きた際には、症状が見られなくても直ちに受診・窓口へ相談するなどの対応を取りましょう。
《重い中毒症状を引き起こすリスクが高い医薬品》
▪向精神薬
▪気管支拡張剤
▪血圧降下剤
▪血糖降下剤 など
《起こりうる重い中毒症状》
▪けいれん
▪意識障害
▪不整脈
▪低血圧
▪徐脈
▪ふらつき など
子ども本人に処方された薬を誤飲する事故より、家族や親族に処方されたものを誤飲して起こる事故が多いとされています。医薬品の誤飲は、入院に至るような重篤な健康被害が発生した事例もありますので、子どものいる環境下での医薬品の保管および管理には細心の注意を払いましょう。
最近では、子ども本人に処方された甘味のついた薬(口腔内崩壊錠やシロップ等)を大量に誤飲する事例も報告されています。子どもが飲みやすいように味付けされているものは、おいしいもの=「お菓子」として認識して、冷蔵庫などに保管していても子どもが自ら取り出して大量に誤飲することも珍しくないと言われています。大人の薬同様に、保管時には、取り出しにくい場所に置くなどの対策を行いましょう。
東京海上日動メディカルサービス 発行
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