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冬に多いノロウイルス感染症 ~嘔吐や下痢の、家庭での処理や消毒はどうする?~

掲載日:2023/11/22
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冬場に流行する感染性胃腸炎で多い原因がノロウイルスです。家族間の二次感染を防ぐため、ご家庭での嘔吐物や便での汚染の掃除や消毒の方法や、感染予防について確認しましょう。

ノロウイルス感染症とはどんなもの?

主な症状は嘔吐、下痢、腹痛、発熱で、平均1~2日と短期間で軽快します。ただし、抵抗力の弱い乳幼児や高齢者などでは重症化する場合があります。特効薬となる抗ウイルス剤などはなく、対症療法で治療が行われます。感染経路は主に経口感染で、ノロウイルスに汚染されていた二枚貝の生食や不十分な加熱調理で食べた場合や、汚染された井戸水や簡易水道から消毒が不十分な水を飲んだ場合、またノロウイルスの感染者の汚物から人の手を介した二次感染や、飛沫感染などがあります。
ノロウイルス感染症の際の嘔吐物や便(汚物)には、ノロウイルスが大量に含まれています。そしてわずかな量のノロウイルスが体の中に入っただけでも感染するなど、移りやすい特徴があります。



ご家庭での汚物の処理/消毒の方法について

ノロウイルスにはアルコールの効果は弱く、塩素系の消毒剤でなければ効果的な消毒はできません。また、汚物から飛沫が発生しやすいため、感染が広がらないよう速やかに処理する、処理の際に吸い込まないようにするなどの注意が必要です。

〈処理の際の基本〉 ・汚物を処理するときには、使い捨てのガウンかエプロン、マスク、手袋、ゴーグルを着用しましょう。 ・処理の際は汚物中のウイルスを飛び散らせないよう、拭き取り等は静かに行い、おむつは速やかに閉じるようにしましょう。 ・おむつや、拭き取りに使用したペーパータオル等は、ビニール袋に密閉して廃棄しましょう。ビニール袋には廃棄物がしっかりと浸るぐらいの塩素系消毒剤を入れることが望ましいです。 ・処理した後は十分な喚気を行いましょう。

〈床が汚染された場合〉 汚物はペーパータオル、雑巾・タオル等に吸わせるようにしながら静かに拭き取ります。市販の凝固剤等を使用してもよいです。拭き取った後、塩素系の消毒剤である次亜塩素酸ナトリウムや亜塩素酸水を使用し、汚染部分に薬剤を浸すようにして拭きます。その後、水拭きを行いましょう。

〈衣服やリネン類が汚染された場合〉 リネン等は付着した汚物中のウイルスが飛び散らないようにそっと拭き取りをした後、バケツなどを使用し洗濯洗剤を加えた水で静かにもみ洗いをします。洗った後85℃以上の熱水で1分以上洗濯し、熱での消毒を行うのが望ましいです。熱水での洗濯ができない場合は、塩素系消毒剤に30分以上浸す消毒も有効です。すすいだ後に高温の乾燥機などを使用するとより効果的です。布団などの、家庭での洗濯が困難な場合は、塩素系消毒剤で静かに拭き取った後、屋外でよく乾燥させて、スチームアイロンや布団乾燥機を使うと熱での消毒に有効です。最後に、下洗いで使用した場所(洗面所や浴室など)は塩素系洗剤で消毒し、掃除をしましょう。

〈ノロウイルス感染中の環境整備〉 汚物で汚染されてはいない生活の場(ドアノブ、電気のスイッチ、リネンやカーテン、日用品など)からもノロウイルスは検出されます。塩素系薬剤の使用しこまめな拭き取り掃除で消毒を行いましょう。消毒後には薬剤の拭き取りも行いましょう。

〈塩素系薬剤の使用方法〉 消毒目的に適した濃度にうすめて使用します。塩素系薬剤(次亜塩素酸ナトリウムや亜塩素酸ナトリウム)は、ご家庭では市販の塩素系を含む漂白剤で代用できます。

厚労省「冬は特にご注意!ノロウイルスによる食中毒」リーフレットより抜粋

※塩素系薬剤の使用が適さない材質があったり、薬剤の混合に注意が必要であったりするため、製品の使用上の注意事項をよく確認して使用しましょう。
また、手指消毒には使用できません。使用時は素手で扱わないように注意しましょう。



ノロウイルス感染拡大に消毒は大切ですが、日々の予防行動の基本は手洗いです。帰宅時以外にも、調理前や配膳の前、トイレの後には流水と石鹸で手洗いをしましょう。また、加熱調理を要する食材、特に貝類の加熱は十分に行ってください。ノロウイルスは軽症では症状がでない場合もありますので、特に冬場の流行期では日常的に感染予防を心がけていきましょう。





東京海上日動メディカルサービス 発行
http://www.tokio-mednet.co.jp/

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