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花火でやけどしてしまった…どうしたらいいの?

掲載日:2024/8/7
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やけどは熱によって皮膚に障害を生じた状態です。医療機関ではやけどの範囲や深さに応じた治療が行われますが、やけどしてすぐの応急処置も重要です。

やけどしてしまった際の応急処置は?

やけどの応急手当では、やけどした部位をすぐに冷やすことが最も大切です。冷やすことで、熱による皮膚への損傷が深くなることを防ぐとともに、やけどによる痛みをやわらげることができます。
万が一、服などに火が燃え移ってしまったら、その衣服を素早く脱げる場合は脱ぎましょう。脱ぐことが難しい状況では、無理に脱ごうと頑張らずに、着火している部分を燃えにくいもので叩いたり水をかけたり、その場に転がり燃えている部分を床や地面に押し付けるなどして、すぐに消火しましょう。慌てて走り回るのは危険です。
冷やす方法は、無理に衣服を脱がず、水道水などの流水を衣服の上から流します。冷却は20~30分ほど行いましょう。水ぶくれがある場合は破らないように注意しましょう。やけどの部位が腫れてくるため、指輪などのアクセサリーを付けている場合は早めにとっておきましょう。受診までは、自己判断で軟膏や保湿剤などはつけないほうが安全です。
応急処置後は、やけど部分を冷たいタオルや氷枕などで冷やしながら、出来るだけ早く皮膚科を受診しましょう。やけどの範囲が片足/片腕以上や、全身に及ぶ広い範囲にわたる場合、また顔面のやけどの場合は、すぐに救急車を呼びましょう。



花火によるやけど事故を防止するには?

花火をしていて起こりやすいやけど事故は、「手持ち花火の吹出す火をつかんでしまった」「風で火花が衣服に飛んで着火してしまった」「花火/火花がサンダル履きの足に落ちた」「遊び終わった後に落ちていた花火を触ってやけどした」などがあります。

〈花火で遊ぶ際の注意点〉
・肌の露出が多い服装や履物や、裾の広がった服装には注意する。
・花火の燃えカスや、ライターやろうそくなどの取り扱いに注意する。
・消毒用アルコールや虫除けスプレーなどの引火性がある物の使用に注意する。
・燃えやすい物が周囲にない、広くて安全な場所を選ぶ。
・風に注意し、風が強い日には花火で遊ばない。
・使用後の花火の消火だけでなく、火災・やけど等の事故にも備えた水の用意や、近場の水道の確認をしておく。
・子どもだけで遊ばせず、大人も一緒に注意事項を守って遊ぶ。



夏本番を迎え、花火でのやけど事故が増える時期になります。事前の準備や確認を大切に、大人も子どもも事故や怪我なく楽しく遊びましょう。





東京海上日動メディカルサービス 発行
http://www.tokio-mednet.co.jp/

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