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インフルエンザと診断されたときの過ごし方は?

掲載日:2024/10/2
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インフルエンザは、インフルエンザウイルスによる感染症です。咳や鼻水、のどの痛みなどの風邪症状の他に、高熱や頭痛、関節痛、筋肉痛、倦怠感など全身症状も見られるのが特徴です。中には肺炎や脳症などへ重症化することもあります。

インフルエンザにかかった場合の療養のポイント

Q. 療養中はどう過ごすのがいいの? A. 基本的な過ごし方のポイントがいくつかあります。
・しっかり睡眠をとり、安静にして休養しましょう。
・水分を十分にとりましょう。スポーツ飲料やお茶、スープ類など、本人が飲みやすいものでかまいません。
・抗インフルエンザ薬は主治医の指示に従って服薬しましょう。
・高熱(目安は38.5℃以上)が続く、呼吸が苦しい、意識状態がおかしい、水分摂取ができないなどの場合は、すぐに医療機関へ受診してください。
・受診時や、家族・介護者と接するときは、咳エチケットとしてマスクを着用しましょう。
・食事前など、できるだけ手洗いを行うことを心掛けましょう。



Q. インフルエンザのときは解熱薬を使ってもいいの? A. インフルエンザの場合は、アセトアミノフェン系の解熱薬が比較的安全に使用できるものとして勧められています。
解熱薬には、ロキソプロフェン・イブプロフェン・アスピリンなどの「NSAIDs(エヌセイズ:非ステロイド性抗炎症薬)」と呼ばれるものと、アセトアミノフェンなどの「NSAIDs」以外のタイプのものがあります。一部の「NSAIDs」は、特に小児に起こりやすいインフルエンザ脳炎・脳症のリスクになる可能性があり、インフルエンザ治療ではNSAIDsの使用は慎重にすべきと考えられています。



厚労省 市販の解熱鎮痛薬の選び方 解熱鎮痛薬の有効成分についてより抜粋

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Q. 「異常行動が起こる」はホント? A. インフルエンザでは、急に走り出すなどの異常行動が起こることがあります。原因や薬剤等の因果関係は未だ解明されていません。抗インフルエンザ薬による影響という疑惑もありましたが、抗インフルエンザウイルス薬の種類や服用の有無は関わりありません。異常行動が起こりやすいのは、特に就学以降の小児・未成年者の男性が多く、発熱から2日間以内に現れることが多いと知られています。インフルエンザで自宅療養をする際は、少なくとも発熱から2日間は、保護者・介護者の方は転落等の事故に対する防止対策を講じましょう。



Q. インフルエンザ療養中に外出制限はある? A. インフルエンザは、発症前日から発症後3~7日間は鼻やのどからウイルスを排出するといわれています。そのため、感染拡大防止のためにはその期間は外出を控えることが望ましいです。
学校保健安全法では「発症した後5日を経過し、かつ、解熱した後2日(幼児では3日)を経過するまで」をインフルエンザによる出席停止期間としています(病状により、医師が感染のおそれがないと認めた場合はこの限りではありません)。その他にインフルエンザ療養中の外出を制限する法令はありませんが、大学生や社会人などでは、大学や会社等が感染拡大防止のために学校保健安全法の出席停止期間に準じてお休みとする規則を定めていることが多くありますので、所属組織の情報を確認しておくとよいでしょう。



インフルエンザになった場合は療養期間を経て治癒を目指しますが、やはり感染自体を予防することが先決です。有効な予防方法としては、流行前のワクチン接種、外出後の手洗い・うがい、室内のこまめな換気や適度な湿度の保持、バランスのよい食事と十分な休養などがあります。ひとつひとつは難しい行動ではありませんので、生活の中に取り入れて感染対策を習慣化していけるとよいですね。





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